ウォーレン・バフェットは、「政府の自然な成り行きは、時が経つにつれて通貨の価値を下げていくことだ」と語っています。
どんな制度であっても、この流れに逆らうのは簡単ではありません。
時間が経つにつれて、通貨の購買力は少しずつ薄れていきます。ドルも例外ではなく、これは特定の国だけの話ではなく、世界共通の構造です。
この前提で資産を別の単位で見てみると、見え方が大きく変わります。住宅価格をビットコイン建てで考えると、2015年には1軒あたり約688BTC、2020年には約12BTC、そして現在は約4.9BTCほどです。
つまり、ビットコインを基準にすると、住宅は長期的に安くなり続けている、という見方ができます。
だからこそ、「価値を保存できる資産とは何か」を考えることが、以前よりも重要になってきます。短期の値動きではなく、長期のトレンドを見る。
その視点を持つだけでも、見える景色はかなり変わるはずです。